[さあ、下宿だ]

 生活はシンプルが一番という理由で、君は安い下宿にて生活している。
トイレも風 呂も共同で、簡単な自炊が出来る台所は備わっているが 6畳一間は一人きりの生活で も決して広いものではない。
普段はコタツだけで済ます暖房だが悪魔の少年が身体が すっかり冷えていることもありストーブを使うことにした、少年はまだ十分には暖ま っていないコタツに埋もれてこの上無く幸せそうな表情を浮かべている。
「あ、あの…拾ってくれてありがとうございますっ」  ようやく身も心も暖まったのか『悪魔』の少年がぺこりと頭を下げる。

・人として当然のことをしただけだ
・気にするな