軽い疲労ならば問題無い、どうせ寝正月を決め込んでいた訳だし。
「本当ですか!?」 信じられないような顔で叫ぶ『悪魔』の少年。何というか、根本的にこの職に向い
ていないことを諭してやったほうが建設的な気もするが言ったものは仕方が無い。
「それで何が出来るんだ?」 何しろ相手は悪魔だ。魔法なり超能力なり色々な芸当が可能だろう、少しばかりの
期待を込めて君は『悪魔』に尋ねた、少年はもじもじとしながらこんな風に答えた。
「…えっと、ハンバーグが作れます。あと、お掃除とかお洗濯物とか」